いろいろな徴候から、晩飯を食うのもあと千回くらいなものだろうと思う。といって、別にいまこれといった致命的な病気の宣告を受けたわけではない。72歳になる私が、漠然とそう感じているだけである。(『あと千回の晩飯山田風太郎

生死