いちばん信頼すべき親が、自分が不安でいっぱいのとき、見守ることさえせずに無視をする。いちばん親を必要としているとき、ほうっておかれる。関心をもってもらえない。これが頻繁に起こる家では他人に対する信頼感は育ちようがありません。重要なことがあっても誰にも助けを求めず、自分ひとりの胸におさめて処理する癖が身についてしまいます。(『インナーマザー あなたを責めつづける心の中の「お母さん」斎藤学