時間が早く進むことと、忙しくなるのは同義らしい。なぜ時間が早く進み、なぜ忙しくなったか。それは、すべてが予測されるようになったからである。
 今日一日、なにが起こるか、それがわからない。そういう日は長い。だからこそ、昭和20年8月15日は、「日本のいちばん長い日」だったのである。
(『カミとヒトの解剖学養老孟司

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