子どもたちのなかには養女がいます。メムナちゃんといいます。妻エリザベスさんの姉の娘です。
3歳になるメムナちゃんですが、彼女もまた、反政府軍によって右手を切り落とされていました。
(『ダイヤモンドより平和がほしい 子ども兵士・ムリアの告白』後藤健二)
少年兵
3歳になるメムナちゃんですが、彼女もまた、反政府軍によって右手を切り落とされていました。
(『ダイヤモンドより平和がほしい 子ども兵士・ムリアの告白』後藤健二)
少年兵
アメリカと中国は、表面的には対立していても裏の情報世界ではもともとツーカーなんです。そもそもCIAの前身OSS時代には、長官ドノバンの命令でOSS要員が延安の共産党根拠地に出向いて、対日抗戦を支援していた。60年代の中ソ対立時代も米中はあらゆる場面で結託してソ連に対抗していたし、79年のソ連アフガニスタン侵攻で、ムジャヒディンを支援しタリバン政権を後押ししたのも、米中の情報機関です。スパイマスター周恩来によって育まれた中国共産党の情報機関、中央委員会調査部は胡耀邦総書記の時代、公安部の一部と合併、国家安全部として、現在では、かつてのソ連のKGBをしのぐ巨大組織になっています。(『この国を支配/管理する者たち 諜報から見た闇の権力』中丸薫、菅沼光弘)
テロとは何か。それを客観的に定義することは困難ですが、簡単にいえば、「政治的目的をもって実行される暴力」です。テロという言葉の起源を辿れば、フランス革命にまで遡ります。(『日本はテロと戦えるか』アルベルト・フジモリ、菅沼光弘)
しかし現実には、工業化のための前提条件は、当時すでに十分に満たされていたのである。国を開いた19世紀半ばには、日本には貧富の極端な差はなく、富は広く分配されていた。また手工業の教育訓練を受け、学習意欲のある、というより学習熱に取りつかれた若者がたくさんいた。見事に運営された学校制度があった。総人口との比率で比較すると、ほとんどすべてのヨーロッパ諸国よりも多くの人たちが読み書きができた。
数世紀前から国内市場が栄え、見事に張り巡らされた交通網と、それに付随する道路、運河、船の航路といった産業基盤も完備していた。資金は、贅沢を第一に考える人たち、ではなく、投資事業に意欲を持った人たちの懐の中にあった。
(『驕れる白人と闘うための日本近代史』松原久子:田中敏訳)
日本近代史
数世紀前から国内市場が栄え、見事に張り巡らされた交通網と、それに付随する道路、運河、船の航路といった産業基盤も完備していた。資金は、贅沢を第一に考える人たち、ではなく、投資事業に意欲を持った人たちの懐の中にあった。
(『驕れる白人と闘うための日本近代史』松原久子:田中敏訳)
日本近代史
井上(ひさし)氏は、『国家の罠』について、「過去、十数年に読んだノンフィクションの中でいちばんよかった。10年前ならば10万部を軽く超えることになった。今は出版不況だけれども7~8万部は売れる。ただし、影響は部数よりもはるかに大きく、20万部くらい売れた本と同じくらいになる」と見通しを述べた。(『宗教改革の物語 近代、民族、国家の起源』佐藤優)
言語は基本的に左脳でやっています。漢字を読むところは、側頭葉です。一方、仮名を読むところは頭頂部に近い上のほうなんです。だから左脳の上が壊れると仮名が読めなくなって、下が壊れると漢字が読めなくなる。
面白いのは、漢字読みができなくなった人は、漫画がわからなくなることです。実は漫画は漢字と同じで、意味を表す図形だからです。それに音声を振っている。これが、吹き出しです。吹き出しは、ルビなのです。
日本語の成立と同時に、漫画が成立してきます。絵があって詞書(ことばがき)が付いてくる。それが、いつのまにかその詞書が漫画の中では吹き出しに変わってくる。吹き出しを会話だと思っている人が多いけれど、そうじゃない。あれはルビです。あの部分は音声、音なのです。そして漫画の絵そのものが漢字なのです。
(『バカにならない読書術』養老孟司、池田清彦、吉岡忍)
面白いのは、漢字読みができなくなった人は、漫画がわからなくなることです。実は漫画は漢字と同じで、意味を表す図形だからです。それに音声を振っている。これが、吹き出しです。吹き出しは、ルビなのです。
日本語の成立と同時に、漫画が成立してきます。絵があって詞書(ことばがき)が付いてくる。それが、いつのまにかその詞書が漫画の中では吹き出しに変わってくる。吹き出しを会話だと思っている人が多いけれど、そうじゃない。あれはルビです。あの部分は音声、音なのです。そして漫画の絵そのものが漢字なのです。
(『バカにならない読書術』養老孟司、池田清彦、吉岡忍)
(GHQによる)占領期間は7年ですから、そんなに長くなかったですよ。その間にやったことが、今日に至るまで続いている。いまいくらか問題になっているし、石原慎太郎さんなんかも言っていますが、主権のない時代、占領中につくられた法律は全部無効だという国際条約(ハーグ陸戦条約など)があるわけです。それは日本もアメリカも批准しています。だから、昭和27年4月28日、日本が独立した日に、それまでの占領中につくられた法律、憲法も含めてすべてこれは無効であると、全部廃止すべきであった。そして、改めて、法律の内容を吟味し、これがいいならばそのまま残せばいいし、ということでやればよかった。いま、例えば憲法改正の動きが国会でもありますが、しかし、主権のない時代に制定された法律はすべて無効だという形で、一回決断しないといけない。無効なのだから、憲法改正ではなくて、新しい自主憲法をつくるという形でないといけない。(『誰も教えないこの国の歴史の真実』菅沼光弘)
日本近代史
日本近代史
マッカーサーにも有名な発言がある。1951年5月、米議会上院軍事・外交合同委員会聴聞会で、レイバンのサングラスが大好きなこの陸軍元帥は、「ドイツ国民は、われわれ同様、成熟した民族だが」と前置きしてから、こう証言した。「しかしながら日本人は、時間で計った場合には古いが、現代文明の基準で計った場合には、彼らは、われわれが45歳であるのに対して、12歳の少年のようなものでしょう」。(『完本 ベストセラーの戦後史』井上ひさし)
銀行やシンクタンクが試算していますが、消費税10%になったときどうなるかというと、一時的に税収が増え、景気もある程度よくなる可能性があるといいます。これは消費税が上がる前の駆け込み需要があるからで、当然ながらそれは2~3年もしないうちに急速に落ち込んでしまう。景気はどん底になっていく。そういう試算がなされています。
ところがその試算をどこも発表しません。なぜ発表しないのかというと、全部上から止められている。財務省から圧力がかかっている。そんな試算を発表されて、消費税増税がつぶされたら元も子もなくなるからです。
(『この国はいつから米中の奴隷国家になったのか』菅沼光弘)
ところがその試算をどこも発表しません。なぜ発表しないのかというと、全部上から止められている。財務省から圧力がかかっている。そんな試算を発表されて、消費税増税がつぶされたら元も子もなくなるからです。
(『この国はいつから米中の奴隷国家になったのか』菅沼光弘)
昔の中学校の漢文の時間で、「この自はミズカラか、オノズカラか」という質問を先生からよく受けたことがある。それは、自に二つの意味があるという理解があったためである。
ミズカラのほうは、自分で手を下して何ごとかをするばあいに使う。これにたいしてオノズカラは、自分が手を下さないでも、そのことが自動的に運ぶばあいに用いられる。もうすこし詳しくいえば、ミズカラには意識や努力がともなうのにたいして、オノズカラはそうした意識や努力を必要としないことをさす。もしそうだとすれば、ミズカラとオノズカラとは正反対の意味をもつことになる。
(『「無」の思想 老荘思想の系譜』森三樹三郎)
ミズカラのほうは、自分で手を下して何ごとかをするばあいに使う。これにたいしてオノズカラは、自分が手を下さないでも、そのことが自動的に運ぶばあいに用いられる。もうすこし詳しくいえば、ミズカラには意識や努力がともなうのにたいして、オノズカラはそうした意識や努力を必要としないことをさす。もしそうだとすれば、ミズカラとオノズカラとは正反対の意味をもつことになる。
(『「無」の思想 老荘思想の系譜』森三樹三郎)
イスラエルの警官らが人種差別的な侮辱の言葉をアラビア語で言うのを聞いたムハンマドは、遮蔽物の陰から飛び出し、抗議しようとした。その瞬間、弾丸の雨に見舞われ、その場で亡くなった。遺体が病院に運ばれたあと、家族は息子の死の理由を明らかにするために検死を望んだが、イスラエルの所轄警察は家族に遺体を持って帰るよう命じ、検死は一切認めず、死亡原因を書いた死亡証明書を発行するのも拒んだ。(ムハンマド・ジャバーリーン、24歳)
(『シャヒード、100の命 パレスチナで生きて死ぬこと』アーディラ・ラーイディ/イザベル・デ・ラ・クルーズ写真:岡真理、岸田直子、中野真紀子訳)
パレスチナ
(『シャヒード、100の命 パレスチナで生きて死ぬこと』アーディラ・ラーイディ/イザベル・デ・ラ・クルーズ写真:岡真理、岸田直子、中野真紀子訳)
パレスチナ
「とにかく、あの人の『生きたい』という思いはハンパじゃないから、みんなつい巻き込まれちゃうんですよ」
北海道勤医協(きんいきょう)病院で医師(研修医)を勤める舘野(たての)知己は、そういって笑った。
(『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』渡辺一史)
障害/介護
北海道勤医協(きんいきょう)病院で医師(研修医)を勤める舘野(たての)知己は、そういって笑った。
(『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』渡辺一史)
障害/介護
アメリカも大使館こそ移動していませんが、日本政府が避難区域を20キロとか30キロとかいっているあいだに、3月17日、ルース駐日大使は、福島原発から80キロ圏内のアメリカ市民は即座に避難するように勧告しています。同日、米軍も、横須賀の艦船や一部軍人、家族を安全地帯に移す「フェーズI」を発動、4ヵ月メンテナンスのため横須賀に停泊していた原子力空母ジョージ・ワシントンも米本土からきていた450名の技術者を乗せたまま、3月21日に出港、これを最後に横須賀から第7艦隊の11隻の艦船はすべて姿を消しました。
アメリカは「トモダチ作戦」と称する被災地救援オペレーションを行うといっていたので、これらの艦船は東北沖にでも向かったのかと思ったのですが、何のことはない。17日のうちに全部出航してフィリピン沖まで逃げてしまったのです。米韓合同演習のために来ていた空母ロナルド・レーガンが東北沖に姿を見せましたが、これも福島原発から125海里(230キロ)以内の海域には決して入りませんでした。これが日米同盟の実態です。
(『この国の権力中枢を握る者は誰か』菅沼光弘)
アメリカは「トモダチ作戦」と称する被災地救援オペレーションを行うといっていたので、これらの艦船は東北沖にでも向かったのかと思ったのですが、何のことはない。17日のうちに全部出航してフィリピン沖まで逃げてしまったのです。米韓合同演習のために来ていた空母ロナルド・レーガンが東北沖に姿を見せましたが、これも福島原発から125海里(230キロ)以内の海域には決して入りませんでした。これが日米同盟の実態です。
(『この国の権力中枢を握る者は誰か』菅沼光弘)
須田●【大韓航空機爆破事件】も不思議で、死亡者は115人となっていますが、遺体はというと一体もあがっていないのです。
菅沼●爆破現場はタイの空域でしたが、あのとき私はタイの軍隊に協力を求め、部下を派遣して爆破の真相を調べさせました。そうしたら、ある段階まで調べたときに、タイの軍当局から「これ以上調べたらあなたの命はないかもしれないからやるな」と言われたのです。まだ明らかになっていない不思議なことがあるということです。
(『日本最後のスパイからの遺言』菅沼光弘、須田慎一郎)
菅沼●爆破現場はタイの空域でしたが、あのとき私はタイの軍隊に協力を求め、部下を派遣して爆破の真相を調べさせました。そうしたら、ある段階まで調べたときに、タイの軍当局から「これ以上調べたらあなたの命はないかもしれないからやるな」と言われたのです。まだ明らかになっていない不思議なことがあるということです。
(『日本最後のスパイからの遺言』菅沼光弘、須田慎一郎)
書物を読みはじめたころ、私は東洋という語に心を惹かれた。岡倉天心の『東洋の理想』や、前田利鎌の『宗教的人間』、久松真一の『東洋的無』などに触発されたものであろうが、しかし私の内にある東洋は、岡倉のようにインドを含むものではなく、また前田、久松のように禅に傾くものでもない。もっと一般的な生活の中にある東洋、東洋のもつ美意識、節度というべきものを、その生活に即して考えてゆきたい。そこに真実の東洋があるという考えであった。
それはたとえば、わが国の『万葉集』と、中国の古代歌謡である『詩経』の表現に見られる東洋的な自然観、その自然の中に息づく生活の節度というべきものに見出される。
(『回思九十年』白川静)
それはたとえば、わが国の『万葉集』と、中国の古代歌謡である『詩経』の表現に見られる東洋的な自然観、その自然の中に息づく生活の節度というべきものに見出される。
(『回思九十年』白川静)
コミュニケーションの面から見れば、話しことばは、まずなによりも他者への働きかけです。相手に届かせ、相手を変えること。変えるといっても、行動を変えさせる、持っているイメージを変えさせるなどいろいろですが、とにかく変えることで、たんなる感情や意見の表出ではない。
ですから、話しことばがもっともよく発せられる場合といえば、自動車が来るのに気づかないで歩いている人に「アブナイ!」とどなるときなどはその典型で、こんなときは、からだ全体が単一の目標に向かって躍り上がり、知らないうちに大ごえが出ている、というわけです。
(『ことばが劈(ひら)かれるとき』竹内敏晴)
ですから、話しことばがもっともよく発せられる場合といえば、自動車が来るのに気づかないで歩いている人に「アブナイ!」とどなるときなどはその典型で、こんなときは、からだ全体が単一の目標に向かって躍り上がり、知らないうちに大ごえが出ている、というわけです。
(『ことばが劈(ひら)かれるとき』竹内敏晴)
いまは日中関係も日韓関係も北朝鮮との関係もガタガタになっているけれど、その根源はどこにあるのかといえば、第一の要因は、1982年の教科書問題に発しています。これは高等学校の歴史教科書の記述において文部省が日本の中国華北への「侵略」を「進出」と書き改めさせたという報道がマスコミによって一斉になされ、この報道を受けて中国が猛然と反発抗議してきた事件です。
しかし調べてみると、どの教科書にもそんな事実はなく、マスコミの明らかな誤報だったのですが、いろいろすったもんだしたあげく、あろうことか当時の宮沢喜一官房長官が「今後、教科書検定については国際理解と国際協調の見地から、アジア近隣諸国の感情を害さないように配慮する」と発言しました。いわゆる「近隣諸国条項」というものです。
そもそも「侵略→進出」の誤報も、一部のマスコミが意図的にミスリードしたふしがあるのですが、そうした流れのなかで日本政府はこのときからひたすら「謝罪外交」の道を歩み始めることになりました。
(『この国の不都合な真実 日本はなぜここまで劣化したのか?』菅沼光弘)
しかし調べてみると、どの教科書にもそんな事実はなく、マスコミの明らかな誤報だったのですが、いろいろすったもんだしたあげく、あろうことか当時の宮沢喜一官房長官が「今後、教科書検定については国際理解と国際協調の見地から、アジア近隣諸国の感情を害さないように配慮する」と発言しました。いわゆる「近隣諸国条項」というものです。
そもそも「侵略→進出」の誤報も、一部のマスコミが意図的にミスリードしたふしがあるのですが、そうした流れのなかで日本政府はこのときからひたすら「謝罪外交」の道を歩み始めることになりました。
(『この国の不都合な真実 日本はなぜここまで劣化したのか?』菅沼光弘)
ホイップクリームやコーヒーフレッシュは乳製品ではなく、ミルク風味に加工したサラダ油です。本当のミルクは悪くなるので冷蔵庫にしまいますが、これらの加工乳は何日もテーブルの上に置いてあります。(『そのサラダ油が脳と体を壊してる』山嶋哲盛)
このように、いかに難題であっても、数学の問題は、真か偽のどちらかに違いない。したがって、数学的真理は、いつかは必ず証明されるように思われる。
ところが、実は、そうではないのである。不完全性定理の重要な帰結の一つは、数学の世界においても、「真理」と「証明」が完全には一致しないことを明確に示した点にある。しかも、ゲーデルは、ただ完全に一致しないという結論だけを示したわけではない。彼は、一般の数学システムSに対して、真であるにもかかわらず、そのシステムでは証明できない命題Gを、Sの内部に構成する方法を示したのである。
(『ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論』高橋昌一郎)
ところが、実は、そうではないのである。不完全性定理の重要な帰結の一つは、数学の世界においても、「真理」と「証明」が完全には一致しないことを明確に示した点にある。しかも、ゲーデルは、ただ完全に一致しないという結論だけを示したわけではない。彼は、一般の数学システムSに対して、真であるにもかかわらず、そのシステムでは証明できない命題Gを、Sの内部に構成する方法を示したのである。
(『ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論』高橋昌一郎)
「ゲーデルの仕事は、数学的議論の論理的構造をはかりしれぬほど深め、また豊かにしたのみならず、人間の理性一般における限界というものの役割を明らかに示したのです」オッペンハイマー(『ゲーデル・不完全性定理 "理性の限界"の発見』吉永良正)
近代とは、“ヨーロッパが世界を制覇した時代”と言うことができるが、そのようにヨーロッパに絶対的な覇権をもたらしたもの、ということはすなわち、「近代」という時代そのものを生んだ源泉が、他ならぬ「近代科学」なのである。(『ケアを問いなおす 「深層の時間」と高齢化社会』広井良典)
電話を切って私を見るとき、彼女の顔はあの表情をうかべている。ほかのひとたちがそれをどう名づけているか知らないが、私はそれを、“私は本物よ”的表情と名づけている。ということは彼女は本物で、いつも答えを知っていて、私のほうはそれより劣る人間で完全に本物とはいえない、診察室の椅子のぶつぶつした布地の感触をスラックスを通して感じることができてもだ。私はいつも尻の下に雑誌を敷いておくが、そんなことをする必要はないと彼女は言う。彼女は、自分は本物だと思っている、だから私に必要なことも必要でないことも知っている。(『くらやみの速さはどれくらい』エリザベス・ムーン:小尾芙佐訳)
ギャンブルは、経済思想や経済組織の中核をなす。多くの金融関係者がこの考えをどれほど不愉快に思おうと、それが事実であることに変わりはない。(『ギャンブルトレーダー ポーカーで分かる相場と金融の心理学』アーロン・ブラウン:櫻井祐子訳)
私は今日も生きていた。単に生きていただけに過ぎなかったのではないだろうか。生物学的に生きていることの淋しさ。限りない無意味さ、味気無さ加減。(中村徳郎 25歳)『きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記』日本戦没学生記念会編
戦争
戦争
がんをもし絶滅することができたとしても、平均寿命を2年ないし3年延ばすことができる程度だといわれる。老年に死は必ずやってくる。その死亡原因の一つとしてがんを避けることはできない。(『がんというミステリー』宮田親平)
癌
癌
おそらく、“非暴力の狂信者たち”との出合いの高揚した感情からであろう。彼は、驚くことに、安楽死を非暴力の原理にかなうと見なして、それを認める立場を取った。彼によれば、それは、身体が直面している苦しみから魂を救うことであった。(『ガンジーの実像』ロベール・ドリエージュ:今枝由郎訳)
ガンディー
ガンディー
フランス革命のスローガンである『自由・平等・博愛』は革命前からある言葉で、もとはフリーメーソンのスローガンにほかなりません。(『エンデの遺言 根源からお金を問うこと』河邑厚徳、グループ現代)
フリーメイソン
フリーメイソン
歴史的に特捜部は米国と深い関係をもっています。まず1947年、東京地検特捜部が占領下で、GHQのために働く捜査機関として発足します。
敗戦直後は、それまで旧日本軍が貯蔵していた莫大な資材が、さまざまな形で横流しされ、行方不明になっていました。1945年10月にはGHQ自身が、東京の三井信託の地下倉庫からダイヤモンドをなんと16万カラットも接収しています。
そうした不当に隠された物資を探しだして、GHQの管理下におくことを目的に設置された「隠匿退蔵物資(いんとくたいぞうぶっし)事件操作部」が、東京地検特捜部の前身です。
(『戦後史の正体 1945-2012』孫崎享)
日本近代史
敗戦直後は、それまで旧日本軍が貯蔵していた莫大な資材が、さまざまな形で横流しされ、行方不明になっていました。1945年10月にはGHQ自身が、東京の三井信託の地下倉庫からダイヤモンドをなんと16万カラットも接収しています。
そうした不当に隠された物資を探しだして、GHQの管理下におくことを目的に設置された「隠匿退蔵物資(いんとくたいぞうぶっし)事件操作部」が、東京地検特捜部の前身です。
(『戦後史の正体 1945-2012』孫崎享)
日本近代史
わたしたちが、まだ山の遥かな高みにいるうちに、なんの前触れもなく荒々しい嵐が吹きつのって、頂上に達したチームメイト5人のうち、隊長のロブ・ホールをふくむ4人が、斃(たお)れた。わたしがベースキャンプにくだり着くまでに、四つの遠征隊の隊員が9人死に、その月末までにさらに3人死んだ。(『空へ 「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日』ジョン・クラカワー:海津正彦訳)
では【「インテリジェンス」とは何か】。これは、【今あるいは将来において何が必要なのかを把握し、そのための課題を設定して企画を立案、情報を収集・分析したもの】を指す。つまり、選別され、加工されたインフォメーションなのである。そしてこの「インテリジェンス」は意思決定者に供される。(『インテリジェンスのない国家は亡びる 国家中央情報局を設置せよ!』佐々淳行)
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