呪術とはこれら自然のなかに拡散している呪力を取り出し、集めることにほかならない。呪術師は呪文(じゅもん)や呪具を使って直接自然から呪力を抜き出したり、神霊などと一体になることによって呪力をコントロールしたりする。すなわち、呪術とはテクノロジーだったのである。そして、この意味では、科学もまた広義の呪術に含まれるといえるのである。(『呪術・占いのすべて 「歴史に伏流する闇の系譜」を探究する!瓜生中、渋谷申博)