この風景、そしてその中での暮しの一番の特色は空気である。アフリカの高原ですごしたことのある人なら、あとで思いかえしてみると、しばらくの時を空の高みで生きていた気がして、おどろきに打たれるにちがいない。(『アフリカの日々』)『アフリカの日々 やし酒飲み(池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 I-8)』イサク・ディネセン、エイモス・チュツオーラ:横山貞子、土屋哲訳