「おれも同じことを考えていたんだ」チョヨが言った。「ただし、数字を除いて。おれたちも数字は苦手なんだ」
「それで、なにが得意なんだ?」
「ギターを弾いて、悲しい歌をうたうことだ」
(『ポットショットの銃弾ロバート・B・パーカー:菊池光訳)