組織化された殺人が戦争である。われわれは特殊な戦争、核や何かの戦争のデモはしても、戦争反対のデモは決してしない。われわれは、他の人間を殺すのはこの世界の最大の罪悪だとは決して言ったことがない。(『最後の日記J・クリシュナムルティ:高橋重敏訳)
 あなたの生きている世界は、すべて【他人によってつくられた世界】なのです。あなたの見ているもの、あなたの行動、あなたの思考は他人によってつくられている可能性が高いのです。(『現代版 魔女の鉄槌苫米地英人
 80対20の法則とは、投入、原因、努力のわずかな部分が、産出、結果、報酬の大きな部分をもたらすという法則である。たとえば、あなたが成し遂げる仕事の80%は、費やした時間の20%から生まれる。つまり、費やした時間の80%は、わずか20%の成果しか生まない。(『新版 人生を変える80対20の法則リチャード・コッチ:仁平和夫、高遠裕子訳)

【の法則】
 西田幾多郎には、およそ哲学者が魅力的であるための条件がすべてそなわっている。到底まっとうには読みこなせない奇怪な文体。固有なジャルゴンや言い回しの無神経なほどの乱用と繰り返し。そして、彼をとりまく人々の、今となっては異様とも見えかねない熱狂。目新しい海外思想のたんなる輸入や受容ではない、本邦初の独自の思索という過剰なまでの期待と賛辞。(『西田幾多郎の生命哲学 ベルクソン、ドゥルーズと響き合う思考』檜垣立哉)
 一年半、諸君は短促(たんそく)なりといはん、余は極めて悠久なりといふ。もし短(たん)といはんと欲せば、十年も短なり、五十年も短なり、百年も短なり。それ生時(せいじ)限りありて死後限りなし、限りあるを以て限りなきに比す短にはあらざるなり、始よりなきなり。もし為すありてかつ楽むにおいては、一年半これ優に利用するに足らずや、ああいはゆる一年半も無なり、五十年百年も無なり、即ち我儕(わがせい)はこれ虚無海上一虚舟(きょむじょうかいじょういちきょしゅう)。(『一年有半・続一年有半』中江兆民)

セネカ
 誠というものは言語に表わし得べきものでない、言語に表し得べきものは凡(すべ)て浅薄である、虚偽である、至誠は相見て相言う能わざる所に存するのである。(『思索と体験西田幾多郎

思索
「未来」への関門の一つは情報革命(例。インターネット革命)である。情報革命に成功した経済は栄え、失敗した経済は亡びる。この情報革命は、経済の革命にとどまらず、また、法律、政治、社会、宗教、イデオロギーなどの大革命をともなわないと成功は覚束無い。(『小室直樹の資本主義原論小室直樹

資本主義
 フェルメールの描く人物の魅力的な表情の秘密は、目にある…ハイライトとして白い点をひとつ、瞳に描き加えることだけで、生命感にあふれた人間の顔を描くことができるということを、フェルメールは発見したのだ。(『誰も知らない「名画の見方」高階秀爾
 こうして、前に1人でやっていた仕事を、7人の人間がやることになった。ここで、第二の素因が働きだす。すなわち、7人の人間は互いに仕事をつくり合い、Aは事実上、前にも増して忙しくなる。(『パーキンソンの法則C・N・パーキンソン:森永晴彦訳)

【の法則】
 戦後民主主義は、占領軍による強制というおよそ民主主義にふさわしくない方法で導入された。この尖鋭な矛盾が、「民主主義」の実質をその正反対のものに転化させた。(『悪の民主主義 民主主義原論小室直樹
【定常的な犯罪者集団が形成されると、そこに下位文化(サブ・カルチャー)が生まれる】。(中略)この下位文化は、確りと成員の行動を規定する(縛り付ける)。そして、各成員は、斯くの如く規定された行動をする事が当然だと思い込む様になる。それが正しいと思ってしまうのである。【ここが恐ろしい】。(『消費税は民意を問うべし 自主課税なき処にデモクラシーなし小室直樹

消費税
「だがな、自分の友人と家族が泥の中に倒れとるのを見れば、きみも政治に無関心ではおられんようになる」(『犬の力ドン・ウィンズロウ:東江一紀訳)
 船を持つ者は誰か? 飛行機を持つ者は誰か? ――マルコムX
(『犬の力ドン・ウィンズロウ:東江一紀訳)
 語り手たちによって構想された真実は、真実よりも生き生きとしており、真実よりも真実に近い。(『エリック・ホッファー自伝 構想された真実エリック・ホッファー
 古代イスラエル人の宗教(のちのユダヤ教)は、「神は、存在するのか、しないのか」の問いかけから始まる。それが、古代ギリシャ人が人類に遺(のこ)した「存在問題」に発展して、完璧な論理学へと育っていったのであった。(『数学嫌いな人のための数学 数学原論小室直樹

数学
「空観」の視点でフィクションだとしっかり認識しつつ、「仮観」の視点でその役割を認めて、フィクションの世界に価値を見いだす視点が「中観」なのです。(『「生」と「死」の取り扱い説明書苫米地英人
 昨今の暗い時代にあって、わたしたちが自分自身について語る所説が、ある人間と別の人間を差別する最大の源になり得る、ということを強調する必要はないだろう。信じやすい性質はしばしば、ほんの一歩で敵意に変わってしまうのだ。(『哲学者とオオカミ 愛・死・幸福についてのレッスン』マーク・ローランズ:今泉みね子訳)
 すべての欲望を捨て、願望なく、「私のもの」という思いなく、我執なく行動すれば、その人は寂静に達する。(七一)
 アルジュナよ、これがブラフマン(梵)の境地である。それに達すれば迷うことはない。臨終の時において、この境地にあれば、ブラフマンにおける涅槃に達する。(七二)
(『バガヴァッド・ギーター上村勝彦訳)

バガヴァッド・ギーターヒンドゥー教
 さて、このような大乗仏教の教義を支える最も根底にあるのは、やはり「空」の思想であろう。特に、我(主体的存在)の空のみではなく、法(客観的存在)の空をも説いたことが、我の空しか説かなかった部派仏教とは、決定的に異なる点であった。(『インド仏教の歴史 「覚り」と「空」竹村牧男
 ほかのすべてのものと同じように、まもなく紙幣にもタグ――RFIDが付くようになるに違いない。すでに導入している国もある。銀行は、どの20ドル札がどのATMや銀行から誰の手に渡ったか、追跡することができる。(『ソウル・コレクタージェフリー・ディーヴァー:池田真紀子訳)
 私たちは、自らの思考について考える(これを「メタ認知」という)能力を持つのは人間だけだと思っていた。だが、考え直したほうがよさそうだ。ジョージア大学の二人の神経科学者が、ラットにもその能力があることを立証した。(『人間らしさとはなにか? 人間のユニークさを明かす科学の最前線マイケル・S・ガザニガ:柴田裕之訳)
 けっして他の人が言うことを受け入れるのではなく、けっして自分の頑なな見解を表現するのではなく、むしろどんな偏見もなく、大いなる友情のなか探検し探究しようとしているのです。(『知恵のめざめ 悲しみが花開いて終わるときJ・クリシュナムルティ:小早川詔、藤仲孝司訳)
「とにかく、あんたは、驚くほど端的な言い方をするな」
「時間の節約になる」
(『突然の災禍ロバート・B・パーカー:菊池光訳)
 私は、このように私たちの中に流れ込んでいる思想的伝統を分析し、解明し、そして批判的に新たな思想形成を準備してゆく、その最善の手がかりとして仏教を考えてみたい。私はそれをかりに「方法としての仏教」と呼んでいる。(『思想としての仏教入門末木文美士
 ブッダ自身は、仏教を創始したなどとは露ほども思っていたわけではなく、真理を体得した一修行者と自ら考えておりました。この〈道の人〉という言葉の中に、ブッダの一生が集約されているといってよいでしょう。(『ブッダの人と思想中村元、田辺祥二、大村次郷写真)
 これからは己の手で生き延びなくてはならない。誰の庇護もないということは、確かに誰にも支配されないことでもあった。(『神無き月十番目の夜飯嶋和一

生瀬
 ハードラーとしての私の人生は、ここから始まりました。ハードルを選んだのは決して前向きな気持ちからではありません。そうしなければ生き延びられなかったのです。(『インベストメントハードラー』為末大)
 今こそ疾駆せよ!
 夕日を踏みつけ、
 夜をむかえに走ろう!
(『適切な世界の適切ならざる私文月悠光
 日本の敗戦後、一度武装解除された日本軍兵士はイギリス軍によって再武装され、アメリカ輸送船に運ばれてベトナムにもどってきたフランス軍がベトミンの抵抗を弾圧する際に利用されたのだった。ベトナム人に同情してベトナム人とともにフランス軍と戦った旧日本軍兵士も少なくなかったという。(『ベトナム戦争のアメリカ もう一つのアメリカ史白井洋子

戦争
 不確実というのは、“適正な”決断を下しても思わしくない結果が出るかもしれないし、“不適正な”決断であっても好結果をもたらすかもしれないということだ。(『伝説のトレーダー集団 タートル流投資の黄金律カーティス・フェイス楡井浩一訳)

トレーダー
 富の力は、権力の腐敗、権力への渇望、権力の掌握において発揮される。国際銀行家たちは資本の需要と供給を結び付け、次第に国際資本と信用の流れをコントロールし、ゲームのルールを作り上げていった。(『通貨戦争 影の支配者たちは世界統一通貨をめざす宋鴻兵

通貨戦争
山本●徳川時代の町人学者の行き方は「断章取義」と言われています。章を断って義を取る、つまり原典の文脈をバラバラにして、自分に必要なものだけを取るんですね。(中略)いわば、自分の体系を聖人の片言隻句の引用ですべてつないでしまう。原典は仏教だろうと儒教だろうとかまわないわけで、これはつまり思想を取り入れたということではなく、表現を採用して権威化したに過ぎないんです。そのため真の思想的対決には決してならない。(『日本人と「日本病」について岸田秀山本七平
 ヨーロッパにおいて戦争がなかった年は、16世紀においては25年、17世紀においてはただの21年にすぎなかった。したがって、この200年間に戦争があった年は、154年になる。(『戦争と資本主義ヴェルナー・ゾンバルト:金森誠也)
「人には私が無言の行を行っていると言いなさい」
 その人は最初に言った。虚言を弄することは仏の法に触れる。
 少年は驚いたが、少年の奥深い芯のところから
「この人の言葉が法である」「この人自身が法である」という言葉が響いてきた。
(『達磨村松恒平

仏教
 いずれにしても、いくら負けようが、自分がそれを受け入れ、そこから学んでいるかぎり、けっして全財産を失うことはない。(『悩めるトレーダーのためのメンタルコーチ術ブレット・N・スティーンバーガー:塩野未佳訳)

トレーダー
 私たちは、自分の日々の行動に影響をあたえるそれらの思い込みを“日常的な錯覚”と呼ぶことにした…じつのところ、日常的な錯覚は、人の行動のあらゆる領域に入り込んでいる。(『錯覚の科学クリストファー・チャブリス、ダニエル・シモンズ:木村博江訳)

認知科学
 マーケットが海だとすれば、FXはいわば釣り。トレーダーは海に浮かぶ小舟から釣り糸を垂らした釣り人です。狙う獲物は利益です。エサとするのはなんでしょうか? そう、あなたの資産の一部です。(『超カンタン アメリカ最強のFX理論ロブ・ブッカー、ブラッドリー・フリード)

為替
 私たちは共にどうしたらよいのでしょう。または、一人の人間としてどうしたらよいのですか。はたして、私たちはこのことを問題にしているでしょうか。それとも、自分のために何か特別な満足や喜びを探し求めているのでしょうか。(『ザーネンのクリシュナムルティJ・クリシュナムルティ:ギーブル恭子訳)
 とにかく、世の中とうまくいかない理由って、誰でもいろいろあるじゃない?
 そういう人ってのは世界と自分との間にどんどん隙間ができてくる訳だよね。
 その隙間を埋めるっていうのが、言葉の役割なんだな。
(『[プロ編集者による]文章上達〈秘伝〉スクール(壱) 秘伝村松恒平
 何箇所か測って針が振れなかったら、大丈夫だと考えるのがふつうだ。10センチ四方しかない猛烈な汚染箇所(※ホットスポット)を、どうしたら見つけられるというのだろう。(『チェルノブイリ報告広河隆一
 人生やものごとの真実の姿に気づかないことが無明である。すなわち、すべてのことはいつも同じ状態にはない(無常)、固定的ではない(無我)ということに気づかないことである。そのためにものごとに執着してしまう。(『ブッダ物語中村元、田辺和子)

仏教
 死体を平気でまたいで歩くようになっていた。
 時々踏んづけて灼けた皮膚がむけて滑った。
 地面が熱かった靴底が溶けてへばりついた。
 わたしは腐ってないおばさんを冷静に選んで下駄を盗んで履く人間になっていた。
(『夕凪の街 桜の国』こうの史代)

戦争
 現代アメリカ思想を代表し、かつその根幹を形成する思想はプラグマティズムである。それは19世紀後半にはじまって、20世紀に集大成され、21世紀へととひきつがれた。(『プラグマティズムの思想魚津郁夫
 路上で寒さとひもじさをこらえながら、息をひきとる人もあります。年間、約300人の人たちが路上で死んでいくと聞いた時、どうしてそのような現状があるのか、皆目わかりませんでしたが、活動していくうちに、日雇い労働者のおかれている立場が少しずつわかってき、こんな現状を許してはならないと、怒りが強く湧いてきました。存在をかけて働いてきた人が人生を全うする時、誰からもみとられないで、コンクリートの上で言いたいことも言えないで死んでいくことはあまりにも悲しいことです。(『地下足袋の詩(うた) 歩く生活相談室18年入佐明美
 エルデシュは過去に例を見ない多作な数学者である。450人を超える共同研究者とともに1500を超える論文を書いた。(『My Brain is Open 20世紀数学界の異才 ポール・エルデシュ放浪記ブルース・シェクター:グラベルロード訳)

ポール・エルデシュ
 キャラメルの溝は、原材料の値段の変化に応じ、溝の深さを調整することで、値段を一定にするために施されたことが発祥だったそうです。(『人にはちょっと教えたくない「儲け」のネタ帳岩波貴士
 成立史的にいうと、おそらく「法(ダルマ、ダンマ)の観念が最初に成立史、次にそれを自覚した「ブッダ」の観念が現われて、そののちに、ブッダのもとに集まる「サンガ(僧団)」が自覚されるようになったのであろう。(『バウッダ[佛教]中村元三枝充悳

仏教
 和則は、ひた走りに走った。
 追いついた。峯島が、ぎょっとした顔で振り返った。
 和則は、文化包丁の柄に両手を添えた。
 体当たりした。手応えがあった。峯島が悲鳴をあげて、前にのめった。和則も、いっしょに倒れ込んでいた。
(『友だちが怖い ドキュメント・ノベル『いじめ』』南英男)
 一人の組合オルガナイザーが殺されたことをきっかけに、コロラドの炭鉱労働者1万1000人がストライキへ突入した。炭鉱を所有していたロックフェラー財閥は、マシンガンで武装した探偵を私兵として送りこみ、スト参加者たちのテント村を襲わせた。(『学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史ハワード ジン、レベッカ・ステフォフ編:鳥見真生訳)

アメリカ
 コロンブスはのちに、信心深い調子でこう書いている。〈父と子と聖霊の御名において、売れんかぎりの奴隷をさらに送りつづけられんことを。〉(『学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史ハワード ジン、レベッカ・ステフォフ編:鳥見真生訳)

キリスト教アメリカインディアン
 たとえ本人が「自分は無神論者」であると言っていても、無神論者であるということ自体、宗教の影響を受けているのです。無神論ということの前提には、まず神があるかないかという問いがあるからです。(『世界の[宗教と戦争]講座井沢元彦
16世紀以降の戦争による死者数の推移◆16世紀:160万人、17世紀:610万人、18世紀:700万人、19世紀:1940万人、20世紀1億780万人。

戦争の死者総数における一般民衆の割合◆第一次世界大戦:853万人、5%、第二次世界大戦:3544万人、48%、朝鮮戦争:452万人、84%、ベトナム戦争:300万人、95%。

(『面白いほどよくわかる世界の紛争地図 紛争・テロリズムから危険地帯まで、「世界の危機」を読み解く世界情勢を読む会編著)
 現実世界に見られる複雑性は、多くの場合、系の構成要素が限られた資源――たとえば、食べ物、空間(スペース)、エネルギー、権力、富――をめぐって互いに競争を繰り広げているという状況がその核心をなしている。(中略)戦争やテロさえも、異なる勢力どうしの暴力的な集団行動であり、同じ資源(たとえば、土地や領土や政治的権力)の支配をめぐって競争が繰り広げられていると見なせる。(『複雑で単純な世界 不確実なできごとを複雑系で予測するニール・ジョンソン阪本芳久訳)
 なぜほぼどこにも宗教があるのか?
 なぜ宗教はさまざまな形をとるのか? 共通の特徴といったものはあるのか?
 なぜ宗教は人間の生活にとってこれほど重要なのか?
 なぜ宗教はひとつではなく、いくつもあるのか?
 なぜ宗教は儀礼を規定するのか? なぜ儀礼はいまあるような形なのか?
 なぜほとんどの宗教には専門家がいるのか?
 なぜ宗教は「真理」を与えるように見えるのか?
 なぜ教会や宗教組織があるのか?
 なぜ宗教は強い感情を引き起こすのか? なぜ人は宗教のために人を殺したりするのか?
 なぜ、世界について考えるには宗教よりも有効そうに見える方法があるにもかかわらず、宗教はあり続けるのか?
 なぜ宗教は徹底した不寛容や多くの残虐行為を生み出すのか? なぜ宗教は時には英雄的行為や自己犠牲を招くことがあるのか?

(『神はなぜいるのか?パスカル・ボイヤー:鈴木光太郎、中村潔訳)

科学と宗教
 つかみとることだ、そしてその爪で空高くつかみ上げられることだ。両の目が燃えて抜け落ちるまで。おのが麝香の身をずたずたに裂かれ、骨は千々に砕かれ、野や森にばらまかれることだ。軽やかに、無心に、望みの高みから、ワシのごとき高みから。(『石に話すことを教えるアニー・ディラード:内田美恵訳)