共感覚者はある感覚と別の感覚を置きかえたり、混同したりしているのではないという点は、重要なので強調しておきたい。つまり、耳で何かが見えるというとき、彼らは音を光景と【とりちがえているのではない】。そうではなく、両方の感覚を同時に知覚するのである。(『脳のなかの万華鏡 「共感覚」のめくるめく世界リチャード・E・サイトウィックデイヴィッド・イーグルマン:山下篤子訳)