「あのね、あたしたち一世一代の冒険に、あんたをつれていこうと思うのよ。」クローディアはくりかえしました。
「それはさっきいったろ。」ジェイミーは歯をくいしばりました。「さ、話して。」
「あたし、家出することにしたの。そしてあんたをつれてくことにしたのよ。」
(『クローディアの秘密』E・L・カニグズバーグ:松永ふみ子訳)