非公式ながらフリードマンは、ニクソンやレーガンの経済顧問を務め(「ボストン・グローブ」2006/11/16)、80年代レーガンやサッチャーは「小さな政府」を推進した。それがロン・ヤスと呼び合うほど親密だった中曽根政権に受け継がれた結果、公社が解体され、NTT、日本たばこ産業、そしてJRと民営化が促されたという構図だ。(『マネーの動きで見抜く国際情勢 経済メカニズムの“ウラ・オモテ”岩本沙弓