その義眼をなしているものが「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」であり、その源流となったのがアメリカの神道学者D・C・ホルトムとイギリスの社会人類学者ジェフリー・ゴーラーの論文ならびにルース・ベネティクトの『菊と刀』なのです。これらは日本人の国民性あるいは神道と軍国主義を混同し、日本の家制度を階層的な男女差別の根源とみなし、『武士道』は軍国主義を正当化するために書かれたものだと誤解しています。(『日本が二度と立ち上がれないようにアメリカが占領期に行ったこと』高橋史朗)