そしてまたこの息 ――息、消える、呼吸するために。呼吸、そして消える。――この息、まさにこの瞬間、詩が持つであろうことば、詩が持つようにおもわれることば、とどめられたことばを見て、わたしたちがわたしたちの終わりが遂げられた、と考える、その瞬間のなかに。(『デュブーシェ詩集 1950-1979』アンドレ・デュブーシェ:吉田加南子訳)