20世紀の歴史には、列強のなかでもとりわけアメリカが少なからず虐殺を直接的にあるいは間接的に背後で扇動しただけでなく、ひとたび虐殺が生じたときには常に意図的に虐殺を抑制する政策はとらなかった、という事実が刻まれている。(『大量虐殺の社会史 戦慄の20世紀』松村高夫、矢野久編著)