羅什訳『法華経』の当初は二十七品であったが、それは少しずつ形成されたものらしく、だいたい三類に分かれるという(もとの二十七品による。田村芳朗、中公新書『法華経』)。

 第一類 方便品第二-授学無学人記品第九 紀元50年ころ
 第二類 法師品第十-嘱累品第二十一、序品第一 紀元100年ころ
 第三類 薬王菩薩本事品第二十二-普賢菩薩勧発(かんぼつ)品第二十七 紀元150年ころ

(『インド仏教の歴史 「覚り」と「空」竹村牧男

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