1848年にコンコードでおこなわれたソローの講演を記録したこのエッセイ(※『市民の反抗』)は、20世紀になって全世界で読まれるようになった。それは20世紀のはじめロシアのトルストイに影響をあたえ、また、インドの独立運動を指導したM・ガンジーは、彼の非暴力不服従運動を展開するにあたって、このエッセイを肌身はなさずもちあるいていたという。さらにそれは第二次世界大戦中の反ナチズムの抵抗運動や、M・L・キングが指導したアメリカの黒人公民権運動、ベトナム反戦運動などにも大きな影響をあたえた。(『プラグマティズムの思想魚津郁夫

ガンディー