地球は水の惑星と呼ばれていますが、実は海水として地球の表面を覆っている大量の水は、もともと地球にあったものではありません。(中略)海を形成している大量の水分の起源は、彗星だと考えられています。42億年前から38億年前にかけて、彗星が次から次へと大量に地球に衝突しました。彗星は、別名「汚れた雪だるま」と呼ばれています。その名のとおり、彗星を構成している成分は、ほとんどが水の凍ったもので、その中に少量の有機物などが混ざっています。(『宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議吉田たかよし