印刷の世界史を調べてみると、紀元前4000年のバビロニアの押圧印刷、西暦105年には中国で紙が作られるようになります。西暦285年になるとようやく日本に紙と墨が伝わってきます。西暦960年を過ぎるころになると木版による印刷技術も始まり一般化してきます。西暦1400年代は鋳造技術が確立しドイツを中心に銅版による彫刻や活版印刷技術などが進みます。西暦1457年になるとドイツによる三色印刷も始まります。西暦1590年、印刷機が来日します。国内で初めての本が作られたのがこの頃(ママ)です。まだまだ印刷をどのように用いていいのかわからない時代であった日本ですが、この10年後にお札がお目見えすることになります。(『偽札百科』村岡伸久)