マッカーサーは相も変わらず「原住民の王]気取りで自分の理想に酔っていた。フランシス・コッポラ監督の映画『地獄の黙示録』(アポカイプス・ナウ)の本当のモデルはこのダグラス・マッカーサーなのである。昔、私の友人のアメリカ人が教えてくれた。あの映画の中の、東アジアの奥地で原住民たちの王になっているカーツ大佐とは、実はマッカーサーその人の姿である。元グリーンベレーであるカーツ大佐なるこの狂気の人物を本国に強制送還するか、射殺して来いという物語であった。(『日本の秘密副島隆彦

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