7月24日に、アメリカの統合参謀本部は、九州南部に上陸する「オリンピック作戦」を11月1日に開始するように、命じた。
「オリンピック作戦」では、九州南部の35ヶ所の上陸予定地点に、無数の航空母艦、戦艦、巡洋艦などによって援護された14個師団、47万7400人の将兵が、1318隻の輸送船から上陸用舟艇に移乗して、殺到することになっていた。
「オリンピック作戦」は史上最大の作戦となるもので、前年6月に連合軍がフランスに上陸したノルマンディー作戦よりも、規模が大きなものだった。
(『大東亜戦争で日本はいかに世界を変えたか加瀬英明

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