真の未来の可能性から行動しようとするとき、グループは通常経験するものとはかけ離れた質の社会的な場(ソーシャル・フィールド)に入っていく。考え方や対話の仕方や集合的行動が明らかに変容していく。こうした変容が起きたときに人々は深い創造力や知恵の源(ソース)に結びつき、過去の行動のパターンの限界を超え、ほんとうの力すなわち真正の自己(オーセンティック・セルフ)の力を発揮できるようになる。(『U理論 過去や偏見にとらわれず、本当に必要な「変化」を生み出す技術』C・オットー・シャーマー:中土井僚、由佐美加子訳)