たとえば、地面に根をはって生きている植物を見て、私たちはつい、植物は「動けない」と考えてしまいがちです。しかし植物は、むしろ積極的に「動かない」ことを選んだのです。植物は、生きている環境と一体化して、その環境(光、温度、水分など)をとても上手に利用しています。(『これでナットク!植物の謎 植木屋さんも知らないたくましいその生き方』日本植物生理学会編)