住宅手当を年間60万円払うのも、会社が借り上げをして年間60万円負担するのも、会社の負担額は変わりません。でも、社員のふところは全然違ってくるのです。会社が社員のことを考えてちょっと工夫をすれば、社員の手取り額は大きく変わってくるわけです。
 外資系企業は、従業員と契約する際に、このような形で社員の手取りを増やすことは多々あります。もし、あなたの会社に借り上げ制度があるのなら使わない手はないです。
(『知らないと損する給与明細大村大次郎