ところが小網代(こあじろ)の森は、真ん中を流れる川の最上流部から河口の干潟まで、1軒の家も工場もなければ、自動車が通るような道路もありません。たった70haしかありませんが、流域という地形がまるごと自然のままで残されているのです。(『「奇跡の自然」の守りかた 三浦半島・小網代の谷から岸由二、柳瀬博一)