フランスを筆頭に男系継承を採用する王室は西洋にいくつも存在したが、庶子継承が認められないからといって、ただちに王位継承が不可能になるなどという事実は存在しない。フランスでは、987年にユーグ・カペーが王位を取得してから、庶系継承なしの万世一系で、フランス革命(ルイ16世)まででも800年以上続いた。革命後もブルボン家の男系は存続しており、オルレアン家として現在まで1000年以上続いている。現在のスペイン王室もカペーの男系子孫である。フランスはカペー本家に対してヴァロア家、ブルボン家という二つの宮家で800年間も男系継承を維持したという事実がある。(『皇統は万世一系である 女系天皇論の嘘とごまかしを徹底検証』谷田川惣)

新天皇論